今回はエンジニアとして仕事する上で役立った本や面白かった本を3冊紹介したいと思います。
対象読者は以下です。
- エンジニアになったばかりの方
- エンジニア業務に慣れてきたが、次に何を学べば良いか迷っている方
- エンジニア業務に関係する面白い本をお探しの方
リーダブルコード
エンジニアのおすすめ本として挙げられることの多い本なので、ご存知の人もいらっしゃると思います。 もしかしたら、いろいろなサイトで紹介されていることに対して、うんざりしている人もいるかもしれません(笑)
しかし、多く取り上げられるのは、それだけこの本に魅力があるとも言えます。
僕が考える本書のおすすめポイントは以下です。
- 書かれている内容の汎用性が高い
- 本書を読んでるエンジニアが多い=話題を共有できる
- なにより読んでいて面白い
本書ではコーディングの基本的なルールやアンチパターンなどについて書かれています。
開発メンバーの一員としてコーディングする時に、綺麗なコード(=他の人が読みやすいコード)を書くことは非常に重要です。
そして綺麗なコードは特定のルールに則って書かれていることが多いです。
なので、本書を読むことで綺麗なコードが何かを知ることができ、チームメンバーとのコーディングに対しての共通認識を持ちやすくなります。
難点としては、ある程度のコーディング経験がないと、本の内容を完全に理解するのは難しいところです。
ですが、本書の内容は人のコードを読む時の理解の一助になるので、コーディング初心者の人にもおすすめです。
あと時々挟まれるイラストがユーモアがあって面白いです。
SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版
エンジニアとして生きていく上で大事なことについて幅広く取り上げられています。
取り上げられている話題は例えばエンジニアの職種、コミュニケーション、食生活などです。
コーディングの技術ではなく、エンジニアとしての総合力を高めたい人におすすめしたい本です。
僕が考える本書のおすすめポイントは以下です。
- 自分に足りないスキルに気付ける
- 著者の実体験に基づくエピソードが面白い
先ほども言ったようにこの本では幅広い話題が扱われます。自分が普段意識している以外のことも、エンジニアのスキルとして紹介されます。
なので、エンジニアとしての成長に行き詰まりを感じた時にこの本を読むと、思わぬヒントに出会えるかもしれません。
競技プログラミングの鉄則 ~アルゴリズム力と思考力を高める77の技術~ (Compass Booksシリーズ)
本の紹介の前に、「競技プログラミング」が何かわからない人もいると思うので、先に解説しておきます。
競技プログラミングでは、参加者全員に同一の課題が出題され、より早く与えられた要求を満足するプログラムを正確に記述することを競う
引用元:Wikipedia
この本は、競技プログラミングで必要なアルゴリズムや考察テクニックについて書かれています。
この時点で、「自分とは無関係な本」と感じた人もいるかもしれません。
それは一理あって、本書の内容が業務に直結するのは限られたエンジニアのみです。
しかし、本書が業務以外の場面でも役立つ時があります。これから解説していきます。
僕が考える本書のおすすめポイントは以下です。
- コーディング試験に強くなる
- 転職先が広がる
- 競技プログラミングが面白い
本書を読むことで競技プログラミングの能力が上がり、その結果コーディング試験に強くなります。
※コーディング試験とはプログラミング能力を見るために行われる試験のことで、IT企業の選考などであったりします。
コーディング試験に強くなれば、それだけ就職先の幅が広がります。
もしコーディング試験がなくても、プログラミングの素養を示すためにも、本書の内容を理解しておくとよいかもしれません。
ただこの本の難点は、内容の難しさです。
とてもわかりやすく書かれているのですが、この本を理解するのにはある程度の知識が求められます。
対象読者は、高校1~2年程度の数学(組み合わせとか)の理解と、プログラミングは最低でもforが書けるぐらいの人かなと思います。
僕が本書を手に取ったタイミングは以下でした。
↓
簡単なTODOアプリを自分で作る
↓
転職サイトpaizaでコーディングの問題を解くが、ランクAの問題でつまづく
↓
アルゴリズムを本格的に学びたいと思い、本書を手に取る
プログラミングに慣れてきてステップアップしたい方、新しいエンジニアの領域に触れてみたい方に本書をお勧めします。
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